玉ねぎの皮
真っ白い実を守る玉ねぎの茶皮は、
私たちの健康も守る、自然界からの贈り物です。
玉ねぎは血管の健康維持に役立つ野菜として知られ、ご家庭の食卓でもお馴染みの食材ですが、一般的に食されている白実の部分ではない、茶色い皮の部分にも健康に役立つ有効成分が豊富に含まれています。玉ねぎの皮は、昭和初期より健康法のひとつとして玉ねぎの皮の煎じ茶が飲まれていました。最近では、玉ねぎだけでなく、多くの野菜の皮やヘタ、種などいままで捨ててしまっていた部分により多くの栄養素が含まれていることが注目され、野菜くずを煮出しただし=ベジブロス(英語の野菜「ベジタブル」と、だし「ブロス」の二つの組み合わせ)を使ったお料理なども注目されるようになり、玉ねぎの皮も食材のひとつとして利用される方が増えています。
2002年地元企業のカット野菜工場で排出される玉ねぎの皮に着目したことが始まりでした。野菜工場では不要の産物でも、民間療法で語り継がれる健康食材、必要としている人たちがいる。そこで最初に取り組んだのは人と内臓の構造が似ているといわれる豚の飼育でした。長野県畜産試験場での飼育試験、その後地元畜産農家で実用試験を実施したところ、玉ねぎの皮を添加した飼料で育てた豚は、抗生物質を使わなくても病気にならず、健康状態が優れた豚に育つことがわかりました。
乾燥機のプラントメーカー、野菜工場、食品加工メーカーなどの協力を得て、2004年春「玉ねぎの皮(粉末)」が発売となりました。その後も関係者が一丸となり、安全で安定した商品の提供を実現させ、全国のたくさんのお客様に長年ご愛用いただきご評価いただける商品へと成長しました。
玉ねぎの皮には注目の成分「ケルセチン」をはじめ、多くの有効成分が含まれています。『焙煎玉ねぎの皮(粉末)』は、玉ねぎの皮を丸ごと摂取できるため、有効成分を余すことなくお摂りいただけます。
ケルセチンは茶褐色の色素成分で、ポリフェノールフラボノイド系の抗酸化物質です。主に野菜に含まれる成分ですが、特に玉ねぎの皮には豊富に含まれています。近年、健康成分として注目を集め、様々な研究により具体的な健康効果が明らかになってきました。 みずみずしく真っ白い玉ねぎの白実を守る秘密はケルセチンによるもので、私たちの身体もみずみずしくサラサラに守ってくれる成分です。
玉ねぎの皮には食物繊維が100g中73.1g(弊社調べ)も含まれています。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、玉ねぎの皮には水溶性・不溶性の各食物繊維がバランスよく含まれているのが特徴です。食物繊維は第六の栄養素ともいわれ、健康のために重要な役割を果たしていますが、現代の食生活では特に不足しやすい栄養素です。